────離婚騒動から一ヶ月。


 仕事の合間を縫っての弁護士を通しての慰謝料請求や、役所や職場への今後の手続き、急な別居によって遠くなった通勤時間が、徐々に疲れとなり蓄積してきた。


 正直全て投げ出してしまいたくなるが、今がきっと踏ん張りどき。心と身体に鞭を打ち頑張るしかない。


 ────あの日、突然実家に帰ってきた私を、両親は驚きながらも暖かく迎えてくれた。


 あの男の不倫と、離婚をすることを説明すると、お母さんはショックを受けていたけれど、お父さんは騒ぐこともなく私の意見を聞き入れ、したいようにして、いつまでもここに居ていいと言ってくれた。


 お母さんも落ち着くと、大変だったのね、と労ってくれた。