天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~


一口食べてみると、とてつもない塩味を感じた。


「どうだ」

「しょっぱい」

「そうか…食べなくていいぞ。作り直す」


落ち込む紅蓮に白蘭は慌てて言った。


「大丈夫!次から頑張ってもらえばいいからっ。全然食べれる!」


おにぎりを頬張る白蘭に紅蓮は笑った。


「おい。ついているぞ。子供か」


なぜだか懐かしい感じがした。


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