灼けるような恋の先。
1章

変化





今日から高校2年の朝。




いつもの如く私と意外と朝は早起きな晄と朝ごはんを食べていると、バタバタと面倒見のいいくせにお寝坊さんな灯が起きてきた。






「2人ともそんなゆっくりご飯食べてる暇ないだろ!」



「なんでだよ?まだ出る時間まで10分はあるだろ」



「何言ってるんだ!今日は始業式だから登校時間も10分早い!」






あ、やべ。



灯と晄の会話を聞いてそういえばそんなこと言ってた気がすると急いで立ち上がる私。




晄も忘れてたのかゲェッて言いながらブレザーを部屋に取りに行った。






「てか今から出ても絶対遅刻だって」






この家から学校まで徒歩20分走っても10〜15分はかかる。



んでいつもより10分早いということはもう遅刻決定だろ。





若干諦めモードの私に灯は胡散臭い笑顔を向けてくる。






「仕方ないから自転車で行こうか」



「自転車って、1台しかないじゃん
なに?晄置いていく?」



「んー、それは可哀想だから3人乗りだね」



「え〜、いいじゃん楽しそ」






1台の自転車にどうやって3人で乗るのかなんて思いつつも面白そうで灯の後ろに続いて自転車に向かう。




それに少し遅れて晄もやってきた。






「よし、じゃあ俺が漕ぐから後ろに菫が座って?
その後ろに晄は座るスペースないから菫の座るスペース少し貰って立ってて」



「仕方ない、足場を貸してやろう」



「まじ俺立つのかよ!
振り落とすなよ灯!」



「ほら早く行くよ」






そんなこんなで男2人女1人の体重分を漕げる灯と
立ってても落ちない晄と3人乗りで急いで学校へと向かった。






あ、いい子のみんなは真似したらダメだよ。






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