「侑華、部活行こーぜ。」


「あっ、うん。ちょっと待ってて?」




まだ、帰りの準備が出来てなかった。
リュックの中に、筆箱と…電子辞書を追加で入れて、椎名くんの隣に並ぶ。




「来月、新入生入ってきたら、マネージャーやってくれる子、募集しないとな。」


「そうだね。…でも、ちゃんと仕事してくれる子じゃないと。」


「はは、それはもちろん。…俺も心鬼にしてやるよ、そこら辺は。」


「…椎名くんに出来る?大丈夫?」




ぜんぜん、想像出来ないな…椎名くんが厳しくしているところ。
わりと、他の人に対して甘いところあるし…自分には厳しめというか、ストイックなのにな。




「出来るよ〜。俺、一応中学でもキャプテンやってたから。任せろ。」


「ふふ、じゃあ頼りにしてるね。」




そんなことを話していると、後ろから、侑華ちゃーん!と元気な声がした。




「何〜、彼氏いるの?」


「…違うよ。」




(…高橋くん、のこと、ちょっと苦手)


なんか、チャラそうに見えて、底が見えないって言うか。
何かもっと、裏?みたいなのがありそう。
それと…高橋さんの弟ってところが。ちょっと怖かったり。