神、恋に落ちる
「はっ…////!!?見ないでください!!」
「へぇー、着て見せて?」
「そ、そんな…////恥ずかしいです////」

「えー!!それに、白羽の下着ってどれも可愛いよね~!」
「ちょっ…!?命さん////!!何を見てるんですか!!」
「フフ…だってぇ、目がいくんだもん!」
「命さんの、エッチ!!」

「でもみんな、そのエッチをしてるから人類は絶えないんだよ?」
「へ!?」

「俺からすれば“エッチ”って言う人間の方がやらしいって思うよ。穢らわしいことみたいに言ってる人間が、一番穢らわしい!
だって愛し合って抱き合うことは、もっと綺麗で美しいことだよ!
抱き合って、子どもができてまた愛し合う。
とても綺麗でしょ?」

「…………確かに、そうですね!」
「てことで、着て見せて?」
「ですから!恥ずかしいから嫌です!」
「えーー!!」


それから、街へショッピングに出かけた。
「これと、これと、これ……
あ!これも可愛い~!!」
「あ、あの!命さん!」
「んー?」
「こんなに沢山……」
「だってぇ、可愛いんだもん!」

命の金銭感覚は、どんなものなのだろう。
値段も見ずに、ポンポン服を店員に渡している。
とにかく、値段が高い。
白羽なら、一着買うので精一杯の値段だ。

そして今、ジュエリーショップにいる。
「アクセサリーは、二人で決めようね!
白羽は、何が欲しい?」
白羽を後ろから抱き締めて、顔を覗き込んだ命。

「ネックレス以外なら、何でも……」
「ネックレス、嫌いなの?」
「あまり首に巻きつけたりは、苦手で……
だから、マフラーも苦手です」
「そうなんだぁ。じゃあ…ブレスレット?ピアス?アンクレットってのもいいよね~
んーでも、やっぱ!指輪にする?」
「指輪…がいいです…////」
「フフ…了解!どんなのがいいかなぁ~?」

色々手に取ってみて、決めた二人。
包んでもらっている間に、ショップ内を色々見て回る。
「あ…天使……」
白羽の目に、天使のピアスが目についた。

「欲しいの?」
「え?あ、いえ!“白羽”って名前にコンプレックスがあるクセに、天使関係に目がいっちゃうんです」
「フフ…ねぇ!」
命が白羽を見て一度微笑み、店員を呼んだ。

「これも、ちょうだい!」
白羽が見ていたピアスを指差した。
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