会長室の隣にはベットルームがあり、そこのベットに白羽は両手をベットに縛りつけられ命に組み敷かれていた。

こんな状況なのに、白羽は穏やかな表情(かお)で命を見つめていた。
「…………白羽、怖くないの?」
「怖いです。でも…どこか嬉しい……」

「…………嬉しいの?」

「だって…私だって、命さんのこと大好きだから。
信太くんは色んなこと教えてくれた人だけど、こんなに愛しくて、苦しくて、痛い気持ちは命さんにしか感じないから……」

「フフ…可愛い……」
命が白羽の額や頬にキスをした。

「命さん」
「ん?」

「私は今から、地獄行きですか?」

「フフ…」

「地獄って、どんなとこかな?」

「白羽にとって、地獄って何?」
「………わからないんですか?」
「白羽の口から聞きたい…」
白羽の口唇をなぞる、命。

「命さんの……」
「俺の…?」
「傍にいれない、愛されない事です」

「だよね……!
…………だったら、白羽を地獄に落とさないよ」
「え?」
「俺だって………白羽の傍にいれない、愛されないは地獄だよ」
「命さん……」

「地獄に落とさない代わりに、俺に……“神石 命”の中に落ちて?
もう戻れない位に、脱け出せない位に、深いとこまで………」

「はい。
……………でも、もう…とっくに落ちてますよ」

「フフ…そうだね…!
ほら…もう、俺のこと“だけ”考えて更に落ちようね………!」
命が白羽の口唇を塞いだ。

そして突然、繋がる。
「んんっぁ━━━━━━?!!
命さ……いきなり…んんっ……」
眉間にシワがより縛られた手首に、思わず力が入る。

「痛い?」
「んん…み…こ、と…さ……」

「“愛してる”って感情は、残酷だよね……」
「んん……や…ぁ…」

「本当に……白羽と一つになりたいのに、なれない。
心だけが先走って、俺の心を苦しめるだけだ」

「み…こと、さ……すきぃ…」

「うん…俺も、愛してるよ……早く、完全に…白羽を呑み込みたい……!」


【そうゆう人なんだよ?神石 命って、男は………】