「お前、いい加減にしたら?」
「は?」
「羽ちゃんを目の敵にして、楽しい?」

後日、桂里奈は信太に白羽に会わせてほしいと頼みに来ていた。

「信太、知ってるんでしょ?白羽の連絡先」
「知らないよ。
どっちにしても、神が会わさないと思うよ?
羽ちゃんにベタ惚れみたいだし!
なんか、特定の人間以外とは会わせないみたいだから」

「なんで、白羽なの?」

「まだそんなこと言ってるよ……
はぁー、いい女だからだよ」

「はぁぁ?白羽のどこが!?」
桂里奈は、心底信じられない顔をして信太を見ていた。
「外見じゃないよ。
内面から醸し出てる、いい女ってこと!
女のお前にはわかんないと思うけど、それが男を惹き付けるんだよ!」

「意味わかんない!」
「だろうな!だから、お前はモテないんだよ!
身体だけって感じだな!」
「は?」
「まぁ、俺もその身体だけに騙されたバカだから、なんとも言えねぇけど(笑)!」
「マジで、わかんない」

「………そんなに会いたいなら、神に話してやろうか?羽ちゃんに会えるかはわかんねぇけど、要は神と話したいんだろ?」
「え?」

「ただ、覚悟して行けよ!
神は本当にとんでもない男だから」

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「あの、私……」
「お待ちしてました。
仲野 桂里奈さんですね。
こちらへどうぞ」
後日、信太から神が会ってくれるらしいと聞いて命の事務所に来た桂里奈。

下の受付に話すと、黒崎が来て中に促された。

「神には失礼のないようにされてくださいね。
貴女自身の為にも………」
「は、はい」
エレベーターが上がる中、黒崎に言われる桂里奈。

だがこの言葉の意味が、桂里奈は全くわかっていなかった。
この時はまだ━━━━━━