【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ええ、ノエルちゃんのお友達ですもの。アディの自宅でお会いしたのよ」

「しかも、アディせ……じゃなかった、アデライードの自宅で?」

「そう、彼女、アディのファンだったらしいの。ステキな運命じゃない?」

「シエラ。どうして、その場に私を呼ばなかったのよ」

「だってー。いきなり、ユミちゃんが来たら、リーンちゃんだってびっくりしちゃうでしょ? アディがリーンちゃんに会いたいって言っていたから、それでノエルちゃんにお願いしたんだもの」

「まったく、人を除け者にして」

「除け者にはしていないわよ。ほら、物事には順番っていうものがあるでしょ? ラスボスは最後に登場しないと」

「私がラスボスだって言いたいの?」

「どちらかと言ったら、裏ボスね」
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