「じゃ、父親が迎えに来るのよね」

「恐らくは」

「その父親が宰相よね」

「そうなります」

「いいこと、考えちゃった」
 頬に右手を添えるユミエーラは楽しそうに笑っている。

 文官は、その笑顔を見なかったことにしようと思い、顔を背けた。