【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「とても素敵なドレスで嬉しいです」

「そうか。今日は、父も母も来ているから、そう言ってもらえると喜ぶと思う。それから」
 と言葉を続ける。
「今日の段取りは、昨日説明した通りだけど。オレは会長としての挨拶があるからその時は、生徒会のメンバーとして他のメンバーと前の方に並んでいて欲しい」

「はい」

「エルも一緒だから、大丈夫だと思う」

「はい」

 イブライムの心遣いがちょっと嬉しかった。この気持ち的にも後戻りできないところまできていると思う。

「リーン」
 先に会場に着いていたノエルに声をかけられた。珍しくジョアキナが一緒ではない。聞いてみると、生徒会の方があるから別な場所にいると言う。

「エル。リーンを頼む」
 イブライムがそうノエルに声をかけると。

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