天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
第五章 おいしいお弁当はいかがですか
スライムの魔石で、何か魔道具を作ろうと考えたが甘かった。

「パパ、スライムの魔石って思っていたよりもろいんだねぇ……!」

 ジェラルドの仕事部屋で、ミリエラは頭を抱えてしまった。

 ディートハルトがせっせと運んでくるスライムの魔石。

 彼自身の訓練のために行った先で倒してくるのだから、わざわざミリエラのためにスライム退治をしているわけではないが、もらってばかりでお返しができないのは心苦しい。

 もちろん、スライムの魔石はキラキラしていて綺麗だ。磨けばもっと綺麗になるけれど、綺麗になるだけの話であって、実用的な品になるわけではない。

 ミリエラは、何か実用的なものが作りたい。そう思って、まずはスライムの魔石を調査することにしたのだが、想像以上に魔石がもろかった。

 心臓を一撃にするという一点さえ守れば、子供でも狩ることができるくらいスライムは、非常に弱い魔物だ。

 その分、流し込まれるマナに対する魔石の強度も非常に弱い。どうりでスライムの魔石はおもちゃにしか使われないはずである。

 まずは調査をしようと、火属性のマナを流し込んだところで、崩れ落ちてしまった。

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