非常勤講師と受験生
「………い、おーい。」

「………ん、っ。」

「田中、学校着いたぞー。」

そう小林先生に声を掛けられて目が覚めた。

私は目を擦ってから窓の外を見ると見慣れている景色が広がっており、学校に着いている事が分かる。

私はバスの中で寝ていたのだった。

周りを見渡すと、小林先生と私以外誰も居なくてもうクラスの皆は車内から降りていた。

私も急いでバスの車内に忘れ物が無いか確認をし、バスを降りた。

もう既に帰りの会は済ませていた為、後は家に帰るだけだったのだが、クラスメイト達は雑談をしていたり、写真を撮っていたりして学校の周りに屯っていた。

私はまゆちゃんの所に向かい、まゆちゃんと一緒に帰ったのだった。
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