儚く散るは花の如く

人の命は草葉の露


触れては奪う少女がひとり




「お前はどうしたい?」

「────生きたいです」



咲き誇る 返り咲く

咲き乱れる 狂い咲く




「きみは狂ってる」

「俺はお前を信用したわけじゃねぇ」



人斬りと恐れられた壬生の狼

化け物と恐れられた謎の少女






.

.




あなたはじゅうぶん頑張ってきました。

今まで辛かったですよね、……土方さん。



「もう、休んでもいいんですよ」

「やめろ……お前の言葉は」



────……俺には、強すぎる。



ざぼんと溺れて、ストンと堕ちて


鬼と呼ばれたひとりの男は

純粋無垢な少女に惑わされ




「笑いませんか?」

「笑わねーよ」



「……一面に咲く花が見たい」



花笑う少女は毒か薬か────

はたまた、ただの化け物か。





*────花笑ふ、消え惑ふ


2021.11.12~



歴史に忠実でありながらも一部、
脚色を加えているところもあります。

また、この作品では現代語を使いますので
苦手な方は閲覧をお控えください。

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新撰組  化け物  純愛