「あの、叔父さん。両親は何をしちゃったんですか?」

「あぁ。脱税に不正取引、それに周寧へのネグレクト……不正事実の件は小桜社長にも協力してもらったんだ」

「俺へのネグレクト、って言うのは……」

「周寧が日頃から日記をつけていただろう? そこには、一日のことの他に両親への愚痴やされたことなどを事細かく書いてあった。それが証拠だ」


 周寧くんたちの叔父さんは、周寧くんが幼い頃日記をつけるようにと言っていたらしい。それが動かぬ証拠となっていた。


「それに、優海さんが攫われた事件はアイツらが関与していることがわかっているんだ」

「え?」

「周寧のファンクラブだと言うのは本当だ。だけど、彼女らはアイツらにお金を積んでまで事件を起こした。全ては、織央を優海さんの婚約者にもう一度するために」

「そうだったんだ……」

「だが、誤算だったのは周寧と優海さんが本当の恋人同士になったってことと離れなかったことだな」


 はははっと笑った叔父さんは「俺は帰るかな、織央は俺と帰るからなー」なんて言ってあっという間に出て行ってしまった。



「……俺は出てるから、話しなさい。さ、姫内」

「承知しました」


 お父さんはそう言うと姫内とこのリビングから出て行った。