「また助けられちゃったな、俺頼りないな……なんもできてない」

「周寧様、私はあなたがいてくれるからお嬢様は頑張れるんじゃないかと思います」

「え……?」

「まだ、織央さんと婚約していた時は“力になりたい”なんて言うこともなかった。でも、この前、社長の力になりたい、周寧様の力になりたいって。私はお嬢様が小さい頃から知っているので……とても嬉しかったんです。進路だって、県外の大学に外部入学されるなんて社長は嬉しそうでしたし」


 外部入学……県外? どういうこと?


「さ、着きました。どうぞ」

「あ、ありがとうございます……優海さん、優海さん」


 優海さんの体を揺すり、起こすと「んー」といいながら起きたので一緒に家に入った。

 だけど、俺の中で外部入学だとか県外だとかその言葉がグルグル回っていて今日のご飯は焦げ焦げで終わった。