【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

届かないけど

明星のステージが終わって依乃里が向かった先はグッズ販売をしているスペース。






お目当てはもちろん明星タイムのグッズだ。






アクキーにするかランダムで出る、ラバストにするか。





お小遣い限られているからどれか一つしか選べない…。






よし、決めた!






ここはランダムで出るラバストにかける…!






「決めたの?」







「はい!このラバストに決めました」







「一つでいいの?お金足りないなら俺が出すけど」






「ありがとうございます。だけど、推しのグッズは自分で手に入れるからこそ、価値があるんです...!」







すずめの涙くらいのお小遣い。チャンスは一回。






この力で推しを引き当てる!







「ありがとうございましたー」







購入して直ぐにラバストが入った箱を開け始めた。推しへの愛を手を込めて慎重を開けていく。







「・・・!で、出ました先輩!明星タイムさんのラバスト!」







うぐいす色の髪。






髪の色と同じうぐいす色のラインと赤のラインが入った白いパーカー、それとお揃いのジャージ風のボトムスのストリート系ファッション。






そして、赤いグローブ手袋...!







間違いない。





これは明星タイムさんのラバストです!
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