人気俳優に気に入られました

落とし物

「すいません。」
「こちらこそ。」

顔を見た。
今人気絶頂の俳優の中山涼太だった。

「怪我してませんか?」
「大丈夫です。では。」

マネージャーらしき人と一緒に、新幹線に乗り込んだ。

『びっくりしたなぁ。』
と思った瞬間、何かがガチャっと落ちてた。
お守りがついたイルカのキーホルダーだった。

『落としてったんだ。大切なものかな?』
家に持って帰った。 
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