クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

奪われた、ファーストキス



「はぁー………」



私はため息をつきながら机に顔を突っ伏す。なんかここ最近、めちゃくちゃ疲れがたまってる気がする………。


たまり場に言ってから約一週間後。


あの日から私は山川くんに言われた言葉が頭の中をぐるぐるしてよく眠れず、毎日のように寝不足状態。


それに、太陽とも毎日一緒にいるせいで女子からの嫉妬や、興味の視線がものすごくてストレスが半端ない。


大好きな読書時間も減っていて明らかに疲れが溜まっている………。



「愛華、なんか疲れてない?」



10分休み。
紅葉は心配そうに私の机の前に座り込み、私の顔を覗き込む。


そんなにわかりやすいのか。



「まぁ、ね。太陽が来てから毎日慌ただしくてさ。読書時間も減ったし、ストレスは確実にたまってるよね」


「そうだよねー。今の生活なんて、ちょっと前の愛華だったら考えられないもん。特定の男子と関わるなんて思っても見なかったよ」
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