クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

あなたを求めて




へ、変じゃないよね?


私は鏡の前で身だしなみを念入りにチェックしていた。


太陽と電話してから約数十分後。


時間がないため、コーデもぱぱっと決めて、髪をセットしたはいいものの、適当すぎて不安しかなかった。


でも、時間ないし……腹を括るしかない!


私はどうにでもなれって感じで家を飛び出して待ち合わせ場所に向かった。



「………い、いた!」


太陽、早いな……。


待ち合わせ場所に行くと、もう既に到着していた太陽がスマホをいじって待っていた。


………うわぁ……私服もかっこいい。


太陽の私服はカジュアルだけどどこか大人っぽくて、ちゃんとまとまりがあった。


茶髪なんて髪ともあっていてすれ違う人、みんなが太陽を見ていた。


私、あの人とお昼一緒に食べるのか……。



「太陽!お待たせ!」



少し躊躇ったけどこれ以上待たせたくなかったので恐る恐る足を進める。


だけど緊張して上手く笑えない。


………だ、誰か助けてー……。
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