クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!
「お、オシャレって程でも………。お願い、離して………」
もうこれ以上は無理ぃ……。キャパを完全に超えた私は懇願するように太陽を見つめる。
可愛いって言われたのに今は反論する気にもなれない。
「その顔、なんかそそられる」
「は?そ、そそ………」
そこまで言ったけど最後までは言わせてくれなかった。
その理由は……
太陽のくちびるが私のおでこに当たっていたから。
「………っ!い、い、今……何を……」
びっくりしてずさっと思いっきり後ずさる。
ま、まさか……またキスされた!?
ジンジン友達熱を持つおでこを手で覆う。
なんか………今日の太陽甘すぎ!
私を褒めたり、お、おでこにキスしたり……。太陽ってキス魔なのかな?
彼女でもない私にキスするなんて。
………あ、なんか落ち込んできた。
先程からやられっぱなしの私は情緒不安定。太陽にお昼を誘っただけなのにこんなことになるなんて。