クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

五十嵐くんとはただの友達なんだけど。



「誰だよ。その五十嵐くんってのは」


「友達で委員会仲間だよ。………なんで怒ってんのよ」


「別に」



秋葉くんはそっぽを向くと靴を履き替える。


………なんなんだ。一体。


私もつられるように靴を履く。


ん?
ちょっと待てよ。


この流れ…………もしかして一緒に帰らなきゃ行けない!?



「あのー。秋葉くん、電車だよね?私、歩きだから1人で………」


「んあ?俺も歩きだ。だから、家まで送るし」



帰る、と言いたかったのに途中で遮られた。


あ、一緒に帰る流れだったんだ。



「行くぞ」


「ま、待ってよ!」



まだ不機嫌オーラが出ている秋葉くんを追って学校を後にした。
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