「パパ、ちゃんとだっこ、して? おちゃうよぉ」
 ティララはエヴァンの頭上で足をパタパタしてみる。
 少し大きな靴が脱げそうにカパカパとする。
 大魔王エヴァンは動揺した。
「ちゃんと抱っことは……?」
「ぎゅって、するの」
 ティララは両手をエヴァンに差し出し、抱っこをせがんだ。

✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽

 とあるダークファンタジーマンガに幼女として転生してしまったティララ。 
 父は冷血帝王と呼ばれるラスボス魔王のエヴァンだった。
 マンガのティララは、魔を滅する青い血を持つことから、幼い頃から監禁され、魔王討伐の命が勇者に下ってからは、スキーズブラズニルを持つマッドサイエンティストのもとへ結婚という名の追放をされそうになるのだ。
 それを嫌がったティララは勇者のもとへ逃げ、父を殺す聖剣になり死ぬのだ。

「監禁もいや! マッドサイエンティストと結婚も嫌! パパを殺すのはもっと嫌!!
だったら青い血を隠して、自分が錬金術師になって自立しよう!」

 青い血を隠しているティララであったが、彼女は魔王の娘でありながら闇の魔力が使えない無能だったため、心配性の父にほぼ軟禁状態にされてしまう。
 父を殺したくない&望まない結婚を回避するために、ティララは、魔力がなくても自立が認められるために錬金術師を目指そうとする。
 しかし、錬金術師を嫌っている父から反対され、かわりにサキュバスを家庭教師につけられてしまう。 
 不本意ながらもサキュバスの指導を受けるティララは、カーバンクルの守護を得ることで、少しの自由を手にする。
 その後、偶然出会った錬金術師を脅迫し、父に隠れて弟子になる。
 その錬金術師は、二メートル級二足歩行のもふもふ猫だった――。



 常識が通じない溺愛パパと、自立をもくろむ元気幼女が、もふもふの錬金術師と魔道具を作ったり、スライムや妖精たちと織りなすスローライフ的な(?)もふもふハートフルファンタジー。
 ハッピーエンドです。

『小説家になろう』に先行公開しています。

公開 2021.12.04
完結 2022.1.11

書籍化決定しました!

……ご存知でしょうか。
下か左に、
かんたん感想ボタン
というものがあるのです。
すこしでも心に残ったら
ポチっとしていただけると喜びます!

この作品のキーワード
魔法  錬金術師  溺愛パパ  もふもふ  転生幼女  魔道具  愛され主人公  スローライフ  モンスター  妖精