光と影

人気者が来た

 いつものように喫茶店のバイトに行った。
おばちゃん、おじちゃんと楽しく会話をしていた。
 そこに、彼がやって来た。

学校1の人気者の、田辺仁だ。
「こんにちは。」

『ヤバ。』
隠れるように逃げた。

よく来るおばさんの斎藤さんのいる席に座った。
「おばちゃん、呼んだ?
 ここの喫茶店初めて来た。」
「うん。帰りにうちに寄って、野菜持って行ってよ。」
「ありがとう。いつも。
 喉乾いた。なんか飲もう。」
「すいません。」

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