御曹司社長はイケメンで甘すぎです。
告白
「結愛、あらためて告白するよ…結婚を前提に俺と付き合ってくれないか…」
「け…け…結婚前提ですか…?」
颯真さんは、真面目な顔で真っすぐ私を見ている。
「すぐにでもプロポーズしたいが、結愛を困らせたくはないからな…まずは恋人になって欲しい。」
突然の告白に、頭が追い付かない。
「颯真さん、…少しだけ考える時間をください。」
「もちろんだ…しかし、俺は結愛を振り向かせるために、全力で行くからな。」
「……」
言葉も出ない。
こんなに素敵な颯真さんに告白されて、嬉しくないわけはない。
しかし、逆に私なんかで良いのかと心配になってしまう。
好きになってしまってから、後で辛い思いはしたくない。
もう二度と、男に裏切られたくない。
私は恋愛に臆病になっている。