再会した幼馴染に溺愛されています。

「やあ夏菜!今日私から呼んだのは他でもないよ……」


「なるったけ簡潔にお願いしますよ」


いざ聞くのは恥ずかしいなあ……。
でもちゃんと聞かないと。


きっと想いを本人に告げる時はこれと比べ物にならないくらいの勇気がいるだろうし。


「あの……告白の仕方……を教えてほしくてね」


覚悟を決めると意外とすんなり言える!
私頑張った。


勝手に感動しちゃう。


「ぶっ!!」


「ちょっ!汚いなあ!」


夏菜はまたしょうもない事を言われると思い込んでいたのか、私が言うと飲みかけていたお茶を盛大に吹き出した。


「ゴホッゴホッ……お姉ちゃんが突然変なこと言うからでしょ……」


「真面目に聞いてるんだからちゃんと教えてよ妹さま!!」


何もそこまでの反応しなくても。
自分でも大胆なこと言ってるとは思うけど。


「……で、つまり例のカッコいいお兄さんに告白をしたいと?」


「……はい、左様でございます」


改めて内容を口にされるとやっぱり恥ずかしいよ……。




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