雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
信じられないくらい温度の高過ぎる告白
『美味しいお店見つけたから一緒に行こう』


速水店長からのお誘い、今度は断れないな。


この前も助けてもらったし…


『あ、はい。ありがとうございます』


『良かった。じゃあ…次の休みは…』


『えっ…お休みの日に行くんですか?』


『夢芽ちゃんにちょっと付き合って欲しいところがあってね』


えっ、ご飯だけじゃないの?


『どこに…ですか?』


『うん、百貨店の社長をしてる友人がいてね。彼の店に行って、ある人のプレゼントを買いたいんだけど…一緒に選んでもらえないかな?』


『それはいいですけど…』


ある人って、もしかして彼女…?


御家族なら「ある人」なんて言い方しないもんね。


でも、だったら彼女がいるのに私を誘ったってことになる?


『あまり普段は百貨店とか行かないから…いろいろ迷いそうで。夢芽ちゃんなら案内してもらえるかなって』
< 72 / 188 >

この作品をシェア

pagetop