【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
一緒にやりたくて

°



凌玖先輩の家に泊まらせてもらった次の日。

いつものように元気になってくれて一緒に登校できた。


それから、お昼も食べたりとなにかと過ごせる時間が増えたのに……。



「え!? まだ付き合ってないの!?」

「うん……」



華恋ちゃんにお泊まりのことも話してたから、よけいにびっくりされた。



「きっかけ教えてくれたときに告っちゃえばよかったのに〜」

「心の準備ができてないのにできないよっ。それに、風邪だったから起きたら忘れた……なんてことがあっても嫌だもん……」



あのときはまだ熱があると思ってたし……。



「藍澤先輩に限って、そんなことはありえないけど……」

「あと、雰囲気にのまれるんじゃなくて、ちゃんと意思が固まったら伝えたい」

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