「晴輝(はるき)〜おまたせ!帰ろうか」


「あいっ」



妊娠がわかってから出産、育児を1人でこなし、12月になった今――私は仕事に復帰していた。

時短勤務で夕方までだけれど、仕事をしない訳にもいかないので、こうして終わったあと近所の保育園に預けている子供を迎えに来る。


“晴輝”と名付けたのは、澄んだ心を持ち、明るくて輝く未来になるようにと言う意味だ。

“輝”という字を晃輝からもらってきたというのもあるけれど……。


晴輝は現在、スクスクと元気に育って1歳半を迎えていた。


素直で、いつもニコニコしている晴輝は、仕事終わりの私を癒してくれる。



「晴輝くん、今日もいい子でしたよ〜。女の子にもモテモテです」



保育園の先生が、迎えに来た私に今日のことを教えてくれる。だけど、この歳でもうモテモテとは……。


やっぱり晃輝の遺伝子を継いでいるのだなと思ってしまう。



「まぁま?」


「ごめんごめん、帰ろうか?先生にバイバイしよ?」