「大丈夫なのか?」
「真理愛?」
「ああ」

「最近無理をしていたからな、睡眠も食事も不足していたんだろう。疲れが出たんだと思うよ」
「ふーん」

その責任は俺にもあるのかもしれない。
俺とのことで、高城先生に叱られたはずだし。

「親父が点滴して食事も食べさせたから、夜中には熱も下がっていた。今日1日寝ていれば元気になるさ」
「そうか」
それは良かった。

何日かに一度メッセージを送りあうくらいで10日以上会っていない真理愛のことを心配はしていたが、まさか寝込んでいたとは。
それならそうと知らせてくれればいいのに。

「お前たち、知り合いだったんだな?」
不意に真剣な顔をした太郎に見つめられ、言葉が止まった。

別に、太郎に隠さないといけない何かがあるとは思っていない。
ただ、できれば大事にしたくはない。
どんな形ででも、真理愛を傷つけることだけは避けたいんだ。