幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

だけど今日はタイミングが悪かったのか、複数人の不良に絡まれてしまった。


………ど、どうしよう。


この人たち、明らかに不良だよね。もしかして暴走族の人?



「…………」


「おーい、聞いてますかー?キミ、綺麗な顔してるね。俺たちと遊ばない?ちょうど暇しててさー」



どのように返したらいいかわからず黙っていると急に腕を掴まれ細道に引っ張りこまれる。


その瞬間、ゾッと背中に寒気が走った。


………いや、怖いっ!


私の働く店はバーで、接客をするだけなのでこういうことはなれていない。


不良は嫌いだし。



「いや、離して!だ、誰かっ!……んっ」



腕を振りほどこうと力を込めるもビクともしない。それならと思って声を出したんだけど口も塞がれてしまった。



「ちょっと、静かにしてもらえるかな?」


「そうそう。大人しくついてきたら何もしねーから………痛ってぇ!」
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