幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜

ふわふわした黒髪が特徴的でぱっちりしたくりくりお目目。


こんな地味な私とは正反対だけど見た目も気にせず仲良くしてくれてほんと、私の心の拠り所になっている。


なんでこの天野学園に来たのか聞いてみたんだけど、小川くんと一緒にいたかったからだって。


それを聞いた私はもう可愛くて可愛くて思わず抱きしめちゃった。



「うん。準備するから待ってて!」



私は笑顔で頷くとカバンの中からコンビニで買ったおにぎりとペットボトルのお茶を取り出す。


お弁当を作って節約しようかと思ったんだけど朝陽がコンビニで毎日のようにお昼を奢ってくれる。


申し訳ないなと思いながら欲望に勝てず、おにぎりだけを買ってもらうようにしていた。



「じゃ、行こっか」


「うん」



私と桃菜ちゃんは並んで教室を出る。その間、クラスの女子の視線を感じながら桃菜ちゃんと他愛もない話をした。
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