恋のチャンスは3日間
森下のアパートからの帰り道。
俺の足取りは軽かった。
気持ちが高揚しているのがわかる。

こんなに女を愛しく思う日が来るなんて。

最終電車に乗り込んで、疲れた顔のサラリーマンや、酔っぱらっている酒臭い若者を見ながら、いつもとは違う自分がいることに驚く。
こんなに変わるものなのか・・・。

電車の椅子に座り、これまでの3日間を思い返していた。
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