改稿前のものです!
ミーティアノベルス様より電子書籍発売です!!
元『お嬢様は優雅に紅茶を嗜みたい』
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次『ワケあり令嬢ですが、冷徹騎士様に溺愛されすぎて困ってます!』
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今
◇ ◇ ◇
「私と結婚してください」
突然言われたその言葉に、私の頭はついて行かない。
その相手が、たとえ社交界で有名な誰もが憧れる人だとしてもーー。
こんなこと、現実で起こらなくても妄想や夢の話で十分だ。
それに、彼と結婚なんてしたら面倒な社交場に出なくては行けないし、公爵家の婚約者としてお茶会も開かないといけない。
私のお茶会は仲のいい人と個人的に楽しめればそれでいい。
それに、嫉妬や妬みに晒されるなんて耐えられない。
そんなのごめんだ。
なので、私の答えは初めから決まっている。
「大変光栄なお話ですが……そのお話、お断りさせていただきますわ」
私はこれからも好きなことが出来れば、それだけで満足なのだから。
◇◇◇
紅茶とお菓子と仕事が大好きなハイド伯爵家の令嬢
シェリル・ハイド 21歳
×
王都騎士団のクールな副団長、公爵家次期当主
エドアルド・チェスター 25歳
◇◇◇
「私には……、差し入れの紅茶はないのですか?」
「ふふっ……今度お茶会した時に新しい物をお入れしますね。特別にシフォンケーキもつけますよ!え、エド様――?」
クールなはずの彼は、不器用でときどき私をドキッとさせる。
「エドアルド様ーーっ!?」
どうしてそんなに、私の心をかき乱すのですか?
クールで不器用な副団長×ちょっと変わった令嬢のラブファンタジー
◇ ◇ ◇
ランキング
*ベリカフェ
総合 10位(2022.01.26)
ファンタジー 1位(2022.01.21)
*野いちご
総合 72位(2022.01.18)
ファンタジー 1位(2022.01.18)
- あらすじ
紅茶とお菓子が大好きな伯爵令嬢、シェリルのもとに突然結婚の話が舞い込んできた。相手は、社交界で誰もが憧れる騎士団副団長のエドアルド。
結婚にまったく興味がなかったシェリルはキッパリ断ったが、エドアルドはお茶会を口実に会いに来るようになる。
「私には……、差し入れの紅茶はないのですか?」
シェリルは絶対に好きななんてならない、そう思っていたのに惹かれる心は止められなくて――。