エドアルド様のお見舞いに行ってから二週間、私は騎士団の執務室に招待を受けていた。



「シェリル様、本当にこんなところでよろしいのですか?」



目の前には怪我から復帰したエドアルド様が座っている。ここは、エドアルド様の執務室だ。

大きめのデスクには大量の書類が乗っているのが見える。



「もちろんですわ。一度来てみたかったのです! でもわたくしは騎士団に入ることはできないでしょう? だからこのような機会をいただけてとても光栄ですわ」



招待をしてくれたエドアルド様に感謝しかしていない。


怪我が治ったエドアルド様はすぐに私に知らせてくれた。

そして、心配を掛けたお詫びにとどこか行きたい場所はないですか? と聞かれたので、私は騎士団の見学をしたいと答えたのだ。


ただでさえ、エドアルド様は有名人なのだ。

そんな人と街に出ようものなら、沢山の人に囲まれるに違いない。