エドアルド様の申し出があった翌朝、私はお父様とお母様に呼び出されていた。



「シェリーちゃん、どうして断ってしまったの? エドアルド様はタイプではなかった?」



お母様……。心配しているのはそこですか? 家の事ではなくて?



「そうだぞ、シェリー。エドアルド様から話があった時、彼ならばお前を任せられると思って話を通したのだが……」



お父様も──、私を一番に思ってくれているのはわかったけれど、当主として大丈夫なの? 


そもそも、エドアルド様は公爵家の人だ。そんな相手の申し出を断った私を普通なら怒るのでは?


自分から引き起こしたことで、そうなると思っていたのに、予想外の反応でこちらが心配になってしまう。



「お父様、お母様……勝手にお断りしてしまってごめんなさい。わたくしのせいでお家にご迷惑をかけてしまうかも──」



覚悟はしていたけれど、実際にそうなってしまうと私にできることはあまりない。



「シェリー、迷惑なんてかからないから安心しなさい」