“お前はもう喋っちゃいけないよ”



私の背中に取り憑いた妖怪は。

私に“正解”の道を教えてくれると引き換えに。

私の声を奪っていきました。







私たちはいつも、
自分の中の見えない何かと戦っている。




「感情を吐き出すことが不正解なら、
だったら不正解のまま生きればいいんだ」




そんな私の声を拾ってくれたのは。

知らない町で、
なんの接点もなく生きていた、


年下の男の子でした───。




この声はきっと、いつかの愛になる。





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