「花田さん」
「はい!」
「今日、行くよ。飲み会」

「ほんとですか!!?」
未雷の言葉に、思わず声を張り上げる花田。

「うん、でもあんま遅くまでは無理だけど」
「はい!」


風愛に連絡する、未雷。
『え?飲み会?』
「あぁ…なるべく、すぐ帰るから」

『やだ!!お願い!!行かないで!!
未雷くん、私のこと嫌になったの?』

可愛い━━━━━━━
いや、可愛いなんてレベルじゃない。
可愛すぎて、どうしていいかわからない。
このまま、屋敷に帰ってむちゃくちゃに風愛を抱きたい。
それ程までの狂喜が、未雷の身体を震わせていた。

「ごめんな。どうしても、行かなきゃいけなくて……」
『…………わかった。
未雷くん、早く…帰って来てね…』

風愛の小さな可愛い声が、未雷の狂愛を更に煽っていた。
「可愛すぎ!
はぁはぁ…ヤバい、俺の方が早く帰りたい……!」


続いて、雄飛に電話をかけた。
『はい』
「雄飛、頼みがある━━━━━」


「久しぶりだね、雄飛くんと二人でお食事なんて」
フワッと笑う、風愛。
「うん」
「でも、こんな高いとこ……」
「いいんだ。個室じゃないと、ライが納得しないし……」

(でもなんで、雄飛くんと“二人で”会うのを許可してくれたんだろ?)
あんなに、雄飛の存在を絶ちきれていないことに怒っていたのに。

「ふうちゃん?」
「………あ、ごめんね。それにしても、綺麗だね!景色」
「うん…ライが羨ましいよ……」

「え?雄飛…くん…?」
「ねぇ、この前の続き聞いていい?」
「え?何の事?」

「ふうちゃんは“最初から”ライが好きだったの?」

「え……?それは…」
「ライには言わないから、聞きたい!」

「━━━━━━飛くんが……」
「え?」

「雄飛くんが好きだったよ」

風愛は真っ直ぐ雄飛を見つめ言った。


ガタッと音がして、テーブルの皿やグラスが落ちる。

気づくと風愛は…………





雄飛の腕の中にいた━━━━━━━━━