精神科入院経験談

入院前、リスカやアムカ、ODを繰り返し、心配した親が入院を勧めてきました。

2020年8月31日

精神科病棟に医療保護入院しました。
最初は家族から離れることがとても不安で、毎日のように泣いていました。
緊張して看護師さんと上手く話せず、看護師さんが状態カードを作ってくれました。
状態カードとは、「つらい」「寂しい」などが書いてあり、その時の状態によってカードを出すような仕組みです。

9月～
体重を気にして食べたものを自己誘発嘔吐するようになりました。病院のごはんは、家のご飯より量が多かったため、完食するとお腹がいっぱいで罪悪感がありました。
吐くことにも罪悪感があり、自分を罰さなければいけないという思考になりました。
筆記用具を使って自傷をするようになりました。

10月2日
首を絞めるなどの自傷行為が自分で抑制出来なくなり、主治医の先生と看護師さんが相談し、保護室に入ることになりました。
保護室に最初に入った時は衝撃的でした。
まず、トイレのドアがない。自分で流せず、出入口の扉には二重の鍵。部屋の窓にはモザイクがかかっており、外が見えません。もちろん窓を開けることもできません。
しかし、友達との交流関係がストレスだった私はひとりになる時間が作れて、自傷行為もどんどん少なくなっていきました。

12月9日
自傷行為もほとんどなくなり、落ち着いてきた私は保護室から一般個室に移ることになりました。11月から少しずつ友達との交流を取り戻していき、部屋移動の当日は友達と笑い合いながら、部屋移動おめでとう！と言われ、嬉しかったのを覚えています。

12月28日
25日からの謎の発熱により、保護室に入ることになりました。新型コロナが流行っていたこともあり、抗原検査、PCR検査を受けました。どちらも陰性で、30日には一般個室に移動になりました。

2021年1月24日
不穏が激しく、物を投げたり壁や扉を叩く行為がみられた為、重症個室に移動になりました。
不穏時の頓服を飲んでもソワソワ、イライラして、衝撃的に物を投げてしまいました。看護師さんには迷惑をかけたな、と思っています。

1月28日
重症個室に移動しても不穏が落ち着かなかったため、様子を見るために保護室に移動しました。
保護室ではベッドを動かして扉に打ちつけたり、扉を叩いていました。
隣の部屋からうるっせぇなと叫ばれましたが、その声で過呼吸になったりしました。

2月1日
看護師さんがナースコールで注意しても行動が抑えられなかったため、身体拘束をすることになりました。
身体拘束では、両手首がベッドに繋げられ、胴もベルトがついていました。
トイレに行く時はナースコールで看護師さんを呼ぶのですが、元々頻尿体質でトイレが近いため、呼ぶのが恥ずかしくて、何度か失禁をしてしまったこともありました。
身体拘束はつらかったですが、他の人より気にかけてくれて、何度も部屋に来てくれるため、少しだけ嬉しかったです。

2月10日
処遇の会議で、身体拘束が必要なしということになり、身体拘束が外れました。

3月26日
不穏が落ち着き、重症個室に移動しました。

6月13日
自殺念慮が酷くなり、シャンプーを飲んで自殺を図りました。
結果、自殺未遂に終わり、嘔吐物から泡が出た為、看護師に聞かれてシャンプーを飲んだことを言いました。
すぐに主治医に伝わり、身体拘束をすることになりました。
前回の身体拘束と同じ感じでした。

8月24日
またもや、発熱しました。身体中に発疹ができ、血液検査をしました。結果、肝臓に異常があるということで、点滴をし、様子見しました。

8月26日
熱が下がらず、発熱時に拘束は辛いだろうということで外してもらいました。
最高で39.5℃まであがりました。

8月28日
総合病院に行ったところ、緊急入院になり、精神科を一時退院し、総合病院に入院しました。総合病院では、スマホは使えるし、部屋にテレビがある。とても快適な空間でした。

9月1日
肝臓が良くなったということで、熱は下がっていませんが退院することになりました。
また、同じ精神科に入院になりました。

9月18日
物を投げる行為が自分で抑制出来なかったため、保護室に移動しました。
その後、退院まで保護室で過ごしました。
木の壁だったので、爪で引っ掻いて落書きしたのはいい思い出です。

12月28日
無事、1年4ヶ月の入院生活が終了、退院しました。

入院前は、重度のうつと診断されていましたが、様子をみて、主治医の先生が適応障害と診断。その後、記憶がなくなったり脱力によって歩けなくなったり動けなくなることがあったため、転換性障害と診断されました。

今は1週間に1度、通院しながら服薬しながら一生懸命生きています。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
是非、前作も読んでください。