好きです。
学祭
チーム
…あの日から、何回もすずについて行って階段を登っても一度も会えていない。
……会いたい。
「しおりん。」
「ん?」
すずがにやけて言った。
「…恋、したんでしょ?」
「へっ…そんなに分かりやすい?」
「うん!」
「そっか、じゃあ話す」
「よぉし」
そして、階段のこと、全然会えてないってこと、何も知らないことを伝えた。
「ほうほう、すずも協力するっ」
「え、まじ!?」
すずは頷いてくれた。
素直に嬉しい。