あやかし戦記 永遠の終わり
「そういうのが、安っぽいんだよ」

サタンに蹴り飛ばされ、ギルベルトの体は地面に叩き付けられる。サタンは素早くギルベルトの元に移動し、腹を再び蹴ろうと足を上げる。それをギルベルトは素早く避け、咳き込みながらも立ち上がった。

「悪いけど、僕は君みたいな奴に殺されるわけにはいかないんだ。……大切な子と約束をしたからね」

彼が想いを密かに寄せているイヅナ・クリアウォーターの顔が頭に浮かび、このような状況だというのにギルベルトの頬が赤く染まる。これは、リラックスして戦いに臨めている証拠だ。緊張でガチガチに固まっていたなら、ギルベルトの命はとっくにない。

「……くだらないな」

嘲笑うかのようにサタンは言い、ギルベルトに向かって光線を次々にぶつけようとする。ギルベルトは舌打ちをしながらも、その光線を避けていった。

「くだらないとか、くだらなくないとか、そんなの君が決めることじゃない。僕が決めることだろ!」
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