これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜

No.02


「ゆうー!おはよう」
「おはよう」
「え?(おはよう!?あのゆうが?)」
「どうした?」



どうしたもゆうは、あぁとかおうとかしか言わないじゃない。
……もしかして、清盛が?
かまかけてみようかな。



「何でもないよ!ね、ゆう?今日さ、買い物に付き合ってよ」
「買い物ー?うぜぇー」
「酷いよー!いつも、付き合ってくれるのにぃ」



ゆうはなんとか買い物に付き合ってくれることに。



「ねぇ、ゆう!ゆうはどっちが好き?」



私は、源氏の紋章と平家の紋章に似たアクセサリーを見せる。
ゆうは迷うことなく、平家の紋章に似た方を選ぶ。



「何で?」
「えっ?」
「何でそれ選ぶの?晶のご先祖様は、源氏じゃない!何で?晶は、いつも源氏の紋章に似たのを選んでたよ」



ゆうの顔色が今、変わったね。
ゆう、いや清盛のかな?
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