これが我が一族の能力〜鎌倉時代編〜
「はぁー終わった」
「お疲れ様。愛美」
「ね、ゆーくんはどうだったかな?」
「ゆう ?知らない」



試験が終わり私と愛美はそんな話しをしながら帰っていった。



そして入試からしばらくたったある日。


今日は高校入試の合否発表の日。



放課後、先生から1人1人に合否を告げられる。



「明里ちゃん!」



合否を告げられた愛美は私のもとにやってくる。



「どうだった?」
「合格した!合格だって、ほら」


そう言って合格通知書をみせた。



「良かったね」
「明里ー!次あんただよ」



呼ばれたから私は教室に向かう。



「先生、私受かってますよね?」



何故わかるのかって?
だいたいの点数はわかるからね。



「あぁ、そうだ。合格だ!それと、新入生代表挨拶はお前だからな水城」
「えっ!?」
「水城が入試一番だったからな」
「お断りは?」
「どうしてもなら、高等部の先生に連絡するから自分で言いなさい」
「うっっ……いいです」



目立ちたくないのに。
よりによって新入生代表とか。




合格は嬉しいけど新入生代表挨拶は嫌だな……。



「帰ろうか?愛美」
「うん!」



そして再び修行が始まる。
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