幼なじみの彼女



前に一緒にいるところを悠太に見られ、仕方なく紹介したことがあったのだけど。
いつの間に連絡を取り合っていたのか…。



苺は俺の可愛い彼女ではあるのだが、正直ウザい時のが多い。

もちろん好きだし、大切だと思っている。
けど、どうも苺がいると気分が落ち着かないのだ。



「へぇーあんたが壱斗ちゃん?」

「はい?」


苺の隣にいる女の子が俺にギロリと目を向ける。
結構な美人だが、なんか俺に挑戦的な感じだ。



「壱斗ちゃん、友達の由香ちゃんだよ!」

「あ…あぁ、よろしく」


ルンルンな苺に対し、押されぎみに軽く会釈をする。

なんか、ちょっと苦手なタイプだな……。


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