慶ちゃんが抱いてくれない!
魔女





真穂とビュッフェに行った次の週の事。






ビュッフェに行った時の自分の言動……恥ずかし過ぎて思い出したくもない。






真穂と兄貴が仲が良いのなんて今に始まった事じゃねぇのに何してんだよ俺は…





キーンコーンカーンコーン♪





「それじゃあ、日直の南條と木村………いや、南條と和泉。宿題のノートクラス分集めたら昼休み中に職員室まで持ってきてくれ」

「は~い!慶次君との共同作業だ~」

「は……?何で俺なんすか?今日俺日直じゃないんですけど」

「いやぁ、先生も良くわからないけど急に和泉に頼みたくなってな。とにかく頼んだぞ」



意味わかんねぇ……何で俺が。



しかもよりによって、ついこの前真穂の暴走の原因となった南條と…。



昼休みになると、クラスの男子達は南條のところに積極的にノートを出しに来ていた。



「わぁ~みんなありがとー!ちゃんと出しに来てくれて助かる~」




提出しにくる男達はみんな南條のデカい胸ばかり見ている…。





スタイルも良く胸もでかくて美人な南條はヤング系マンガ雑誌の表紙のグラビアアイドルを連想させられるから男子にはたまらないものがあるのはわかる。





俺は本気で興味ないけど…





いつも数人がノートを出さないまま何処かに行ってしまったり、時間ギリギリまで誰かのノートを写してる奴とかいてなかなか集まらないのに今日はクラスメート達のノートはすぐに集め終わった。




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