唯くん、大丈夫?
その文字の羅列に、心臓がバクバクと大きく脈打つ。
い、今?今は、えっと…
私は辺りを見渡し、馬鹿正直に『世界橋駅』と打ち込む。
「…」
いや、待てよ?
唯くんが突然こんな私の居場所を確認するメッセージを送るわけがない。
唯くん宛先間違って送ってるんじゃ?
…うんうん、きっとそうだ。誰かと待ち合わせしてるんだ。
間違ってるよって送ってあげないと。
私はまだ動揺が残る震え指で×ボタンを押……
し間違えて送信ボタン、シュポッ。
ぴゃーーー
1人で白目を剥く私。
…ん?
なんかこの感じ、デジャヴだな…?