「モカ、ごめん。俺達別れよ………」
「………えっ、何で………?」
「だってモカ、俺に興味ないだろ………」
「そっ、そんな事ないよ………?」
「取り敢えず、俺達別れよ、ね?」
「………うっ、うん、分かった」
「それじゃあ、じゃあね………」
「………あっ、待っ………」
私、椎名モカは現在高校2年生、16歳、生徒会長もやっている。
そして、私を振った彼は、結城テンくん。
私とは幼馴染で、性格以外は全て良し。そんな人だった。
最初で最後だと思っていた恋愛は順風満帆に進んで行ってたと思っていたのに………。
あっ、あれ?何でだろ………。
私の目から急に涙が出てきたのだった。