ブルーフレンド
コンビニ行ってたの?」
はな「そう!本田が買ってくれたんだ」
たいき「よかったな!って俺の分はないのかよ!」
本田「自分で買ってくれば〜?じゃおやすみ」
たいき「昔は可愛い弟だったのになあ」
たいき「はな俺の部屋先入ってて」
はな「うん!分かった!」

たいきの部屋のベッドに座ってる私に
たいきはそっと優しくハグをしてくる。

たいき「はないい匂いする」
はな「えっそうかな///」
たいき「俺もお風呂入ってくるから、寝ながら待ってて」
はな「あ、うん分かった!」
私はうとうとしながらたいきのベッドのシーツの匂いにかこまれながらたいきをまつ。
たいきがもどってきて後ろから私を抱きしめる。
はな「好きだよたいき」
たいき「俺もだよ」
わたしはたいきのほうをむいて深いキスをする。
はな「ねえ、たいきってあんまりLINE見ないよね。」
たいき「あーうんごめん。得意じゃなくて。」
はな「まあ付き合う前からだったし大丈夫!少し心配になっただけだよ」
たいき「不安にさせてごめん。」
はな「ううん、おやすみ。」
たいき「あ、ごめん明日おれ朝練あるからりょうと学校行ってくれる?本当にごめんね」
はな「あ、うん、、分かった」
付き合って2ヶ月。一緒に高校にいくこともかえることもしたことがない。
そんなに私と付き合ってるのが恥ずかしいのかな。でも彼はそんなことも気にもせず
たいき「おやすみ」と一言言って爆睡した。

次の朝。
起きたら横にたいきはいなかった。
ガラガラーー。

本田「なんだそのあほヅラ」
はな「うわっ!ちょっとすっぴんなのに!あっち行って!」
本田「すっぴんとかおれには分かんねえよ。てか母ちゃんが飯食ってけって言ってるからさっさと用意すれば?」とドアを閉めた。
はな「もうなんなのあいつ!ばか。」

本田母「はなちゃんおはよう!今日もかわいいね!」
はな「いやいやそんな!うわぁ美味しそう!」
本田母「たくさん食べてね!」
本田「だめだよかあちゃん。こいつがたくさんくったらデブになるから」
パチン!いきなり強烈な音がした。
本田母「あんたね、女の子に向かってデブだとかなんとか言わないの!ほんとたいきとちがってデリカシーないんだから。ごめんねはなちゃん」
はな「はははは笑全然大丈夫です。いただきまーーす♪」
本田「ちっなんだよ。うま」
食べ終わり玄関に向かう。
本田母「じゃ行ってらっしゃい!」
本田&はな「いってきまーす」

はな「なんかお腹いっぱい食べちゃったからまた眠たくなってきた」と大きな口をあけあくびをする。
本田「天体的なデブの発言だな」
はな「あーーまたデブって言った。そんなんだから聞き役にまわっちゃうんだよ」
本田「うるせえ」
はな「たいきはいっぱい食べてももっと食べな〜かわいいねはなって言ってくれるのに」
本田「兄貴と俺をくらべんな」
はな「ふーん同じ兄弟なのに。こうも違うか。不思議だね!じゃ私あっちだからまたね」
〇〇「おーーい!りょう!おはよー!」
とおれに挨拶してくるのは幼馴染の
吉川貝(よしかわかい)だ。
本田「朝から元気だな(笑)まなみは?」
貝「しらね〜連絡無視ってるわ」
本田「少しはまなみのこと気にしてやれば?」
貝「まなみはほっといても俺のことが好きなの。てかあのさっきいたかわい子ちゃんだれ?」
本田「あー兄貴の彼女。」
貝「えっもしかして兄弟そろって、、嘘だろ?!」
本田「ばかっんなわけねえだろ。俺が好きなのは」
貝「ん?好きなのは?」
本田「な、なんでもない。行くぞ。」
本田(言えるわけない。俺が好きなのはまなみだなんて。貝には言えない。親友の彼女を好きになるなんて俺どうかしてるよな。
古見りん「ねえ、」
りんは中学生からの幼馴染だ。
体育の片付けをしているとき。
はな「なーにー?」
りん「まだ内緒なわけ?」
はな「なにが?」
静かな声でりんは
りん「たいき先輩と付き合ってること!」
はな「あー。それね〜」
りん「それね〜じゃないわよ。なんか他に女がいるとかそんなんじゃないの?!あんた昔から男運悪いんだから確かめることくらいしたら?!」
はな「りんの、気持ちもわかるけどわたしね、たいきのこと信じたいの。あとりんがおもってるよりたいきはすごく優しいよ?」
りん「でもさ〜いろんな女に優しい男ってなんなの?」
はな「うーんそれがいいとこなんだよ。だから大丈夫!ありがとね」
りん「まあはながそこまで言うなら応援するけどさっ」
はな「そういうりんはどうなのー?好きな人くらいできた?」
りん「ないない、なーんにもない。枯葉だよ!」
はな「そっか。」

キーンコーンカーンコーンキンコーンカーンコーン。とチャイムの音が鳴る。
帰り道。

はな「?!」
たいきがわたしの知らない美少女にパーカーを貸しているところを見てしまった。
はな「えっ」咄嗟に涙がでてわたしはあてもなく走り出した。そんな私を偶然みかけた本田が私を追いかけてきた
本田「おい!橋下!」と腕を掴まれた。
はな「離して!」と涙が止まらなかった。
本田「はあ。いいからついてこい、兄貴に見つかったらどうすんだよ」
つれていかれたのは近くのコンビニ。ふたりは駐車場にしゃがみこむ。
10分経っても本田は話しかけてこない。
涙も止まった私はやっと本田にはなすきになれた。
はな「どうしたのって聞かないの」
本田「どうせ兄貴のことだろ」
はな「?!えっ。本田はたいきが浮気してるって知ってたの??!」
本田「浮気?それは知らねえ。俺が言いたいのはお前が涙を流す理由が兄貴くらいしかいねえだろってこと」
はな「見ちゃったんだよね。女の子にパーカー貸すところ。」
本田「そっか。兄貴は誰にでも優しいから」
はな「そうだよね。わかってるけど、自分だけがいいって思っちゃうんだよね。わがままなのかな」
本田「つーかその女小さくて肌が白くて焦げ茶のボブのムチムチしたエロ女だろ?」
はな「…え!うんそう!小柄でねすごくかわいい!私なんかと全然ちがう」
本田「そうだな!でもまおはただの近所に引っ越してきた転校女」
はな「えっ。そうなの?」
本田「まおは友達がいないから兄貴にすがってるだけ。」
はな「付き合ってること内緒にしてほしいのってまおさんのことがあるからかな。」
本田「しらね。てか兄貴とちゃんと話せば?一生モヤモヤするぞ」
はな「そんな勇気ないよ」
本田「なんでだよ。だったら別れちまえば?」
また涙が出てきた。
はな「なんでそんなひどいことが言えるの。私はたいきのことがだいすきなんだよ?本田っていつも私の気持ち考えてくれないよね。もう最低。帰る!」
本田「あっちょっおい!はあ。」
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