私、拾われました!
惚れさせるかから!
それは、中学三年生の冬だった__


私、白雪美琴。

ただいまピンチ真っ只中。


それも、そのはずで父親が怪我をして数ヶ月入院になってしまった。


家に貯金なんてゼロ。

仕事を探そうにも、中学生を雇ってくれる場所なんて無い。


「美琴……。
もう駄目。こんな状態じゃ生きていけない……」


マイナス思考に陥っている母親は、当てにならなそうだ。


そんな時に家のインターフォンが鳴り響く。
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