ある頃から、「ありたい自分」を捨てて生きてきた。

可愛い服も、アクセサリーも、見ないようにしていた。そうしないと、あの時の言葉が蘇って、また苦しくなってしまうから。

私は地味でいい。華やかな世界も、そこにいる人たちの誰にも相応しくない。このままひっそりと生きて、ひっそりと歳を取って死んでいく。そういう人生だと思ってた。恋をすることが、ただ怖かった。なのにーーー。

「初めまして。君の夫になります」

二十一歳、結婚することになりました。









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