わたしがレリウスさまのお屋敷にやって来て五日が経った。
 レリウスさまのペットになって、わたしの生活はかつての野良暮らしから一変した。
 お部屋の中はいつでもあったかいし、ごはんに出されるミルクやちゃんと焼かれたお肉はすっごくおいしい。言わずもがな、おやつのペロルは頬っぺたが落っこちちゃうくらい、とびっきりにおいしい♪
 なにより飼い主であるレリウスさまはわたしに甘くて優しい上に、前世のパパを彷彿とさせる彼のガチムチマッチョな見た目は、なにを隠そうわたしのタイプのど真ん中。見ているだけでも眼福なのだが、彼のグローブみたいな大きな手で体をなでられると、もうイチコロ。わたしは一瞬でとろんと夢心地なってしまう。
 こんなふうに、今の暮らしは「ここは天国!?」ってくらいに、とーっても快適だった。
 ……だけどひとつ、困っていることもある。
 レリウスさまと一緒に過ごす夜、わたしはいつもヒヤヒヤだ――。

 この日も、わたしは帰宅したレリウスさまと一緒に夕飯を食べ、パンパンに膨れたお腹をさすっていた。